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駅すぱ・どっち方面

【どっち方面?】 臨時列車で初日の出対決は「海から昇る」初日の出が多数!

海から昇る初日の出

「駅すぱあとアンテナ」で皆さんに「二択」していただくコーナー「駅すぱ・どっち方面」。今回は「臨時列車で初日の出。海から昇る、山から昇る、どっちの初日の出をみたい?」というお題でした。フタを開けてみると海から昇る初日の出を推した人が78%、山を推した人が22%となりました。

「海」を選んだ方は

「海からの朝日って"生まれたて~"って感じで最高です」
「広く広がる海原、水平線から突き上がるかのようにして、明るさが徐々に広がってきます。まさに、生命が奮い立つ歓喜の瞬間を迎えます」

といったご意見が多数ありました。内陸部にお住まいの方や、「海に日が沈む」日本海沿岸の地域にお住まいの方からは「一度見てみたい」といったコメントが寄せられました。日本は島国といえど、「東から昇る」となると確かに地域が限定されますよね。

中には

「有名な東海道本線の根府川駅がいいと思う。また、鎌倉の七里ヶ浜などもいいのではないでしょうか」

といったオススメスポットをご紹介してくれた方もいました。プラットホームのすぐ脇に駿河湾が広がる根府川駅、その初日の出は確かに見てみたいです!そしてもっとも多かったご意見が「犬吠埼の初日の出」。日本の東端は北海道納沙布岬ですが、元旦の頃は地軸の傾きによって犬吠崎が最も早く日の出を拝めることのこと(離島や山頂除く)。そんな犬吠崎へのアクセスといえば、銚子駅~外川駅間を結ぶ小さな私鉄、銚子電鉄(銚子電気鉄道)です。有名な灯台までは、犬吠駅より徒歩8分程度で着きます。都内から出かける方は、元日に高尾駅~銚子駅(新宿経由)を走る「犬吠初日の出号」を利用するのもひとつの手です。

その他、鉄道各社の大晦日から元旦にかけての列車運行が下記リンクからご覧いただけるので、ぜひチェックしてお出かけください。

JR東日本(TOPページ「新着情報」より11月28日のリリースを参照ください)
初詣&初日の出号(東京メトロ千代田線~小田急線)

山から昇る初日の出

一方、「山から昇る初日の出」を選んだ方は、

「山の稜線を撫でていく太陽の光は、観ると荘厳な気持ちになります」
「山の方が神々しい感じがする」
「山の冷気が、凛とさせてくれる」

といったように神秘的で神々しい魅力をコメントしてくれました。また

「山の頂上に上る事になるのでその苦労分、ひとしお違うと思います」

といったご意見もあり、その一方で山登りは年齢的に厳しい、冷え込みも海より厳しそうだ、といったご意見もありました。そんな方々へ向けてオススメしたいのが、初日の出見物や参拝客向けに元日営業しているロープウェイです。

有名どころですと、大阪府の金剛山ロープウェイ。山頂からは大峰山脈から昇る朝日を拝むことができます。元日は早朝5時からの営業です。山梨県身延登山鉄道の身延山ロープウェーも元日は午前4時30分より運行。東に連なる富士山や白水山の山並みから昇る日の出の神々しさは圧巻です。山頂駅からは奥之院思親閣、山麓駅からは身延山久遠寺も程なく近いので、初日の出とともに初詣も満喫できます。

大晦日から元日にかけて、自動車の移動ですと渋滞に巻き込まれ、日の出のタイミングを逃すといったこともありますので、オススメは公共の交通機関です!防寒対策をしっかり施し、「感動」を求めてお出かけください。
(写真提供/大井啓嗣)