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駅すぱ・どっち方面

【新春の光の祭り】対決は「京都 東山・花灯路(京都)」に軍配!

京都東山・花灯路(京都)

「駅すぱあとアンテナ」2月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「新春の光の祭り」対決。長崎県の「長崎ランタンフェスティバル」と、京都府の「京都 東山・花灯路」の対決となりましたが、わずかの差で"花灯路"に軍配が上がりました!うーむ、やっぱり京都は強い!それではさっそく、"花灯路"派の皆さんのコメントからご紹介してみましょう。

  • ◇『40も過ぎるとやはり落ち着いた雰囲気に魅了されたくなる。落ち着いた町を着物でも着てゆっくり歩いてみたい。食事でもしながら、窓から見られたら最高!』
  • ◇『派手さはないけれど、静かな華やかさと落ち着きがある!』
  • ◇『日本人としては、郷愁感と侘び寂び感が一番心に沁みます。静かさと落ち着きによって自分を見つめ直すことができます。その想いを今年のスタートとすることができる最良の場所が京都(花灯路)です』

皆様から寄せられたコメントの中で最も多かったのは、やはり京都という街が持つ、静かな華やかさと落ち着き。日本人の心に訴えかけるものがありますよね。

  • ◇『女の子とロマンティックに歩いてみたい』
  • ◇『花灯路を夫婦二人で歩けば、より親密な関係になれると思う』

静かな華やかさと落ち着きがもたらしてくれる新密度。わかります!男女関係には"非日常"が必要ですよね!

  • ◇『京都、大好き!また、祇園の「豆寅」に行きたい!京都は近いし……!』
  • ◇『仕事で京都に出張し、あわただしく緊張した一日が終わり、夕刻にこの界隈を歩くとそれまでざわついていた心がすーっと静まってくる。何ともいえない心休まるひとときだ』

鴨川の東に広がる祇園と東山地区。京都の風情が存分に味わえますよね。「京都 東山・花灯路」の舞台は、南北に延びる東大路通の東側。多くの寺社仏閣がある地域です。期間中、南は清水寺あたりから、北は三条通に至るまで、約5kmの散策路に露地行灯約2,500基が灯り、ところどころにいけばな作品が展示されています。産寧坂や「ねねの道」などは例年かなりの人出となりますが、ひょいと路地に入ると静けさが広がっていたりして、夜の散策を存分に楽しむことができますよ。円山公園では、現代いけばな展や、小川のせせらぎ一面を約500本の青竹の灯籠で満たした「幽玄の川」などを開催。また、清水寺や青蓮院、知恩院、八坂神社、さらに東山のシンボルといえる「八坂の塔」など、ライトアップされる寺社仏閣も多くあります。
今年の開催期間は、3月12日(土)から3月21日(月・祝)にかけて。点灯時間は18時から21時30分までです。昼も夜も楽しめる新春の京都、オススメですよ!
◇京都 東山・花灯路2011
一方、長崎ランタンフェスティバルに一票を投じた方のコメントもご紹介しましょう。

  • ◇『どんな光景が目に飛び込んでくるか想像出来ない!是非見てみたい』
  • ◇『京都に住んでいたことがあるので、「花灯路」は見たことがあります。なので、長崎!』
  • ◇『えっ! 長崎でこんな行事があったんですか。リニアで長崎まで行けるのはいつかな?』

まだ行ったことのないという方や、フェス自体を今回初めて知った方などが多くいらっしゃいました。リニアで長崎……そうなったら旅のバリエーションが広がりますよね!

  • ◇『京都の寒さを考えると、少しでも暖かそうな長崎を選びました。明りが多いのも暖かそうでいいですよね』
  • ◇『カメラ愛好家としてはどちらも捨てがたい被写体だ。しっとりと落ち着いた東山の風情、そして華やいだ長崎の風景。よし、こうなったら長崎の華やぎの中に、歴史に翻弄された町・長崎ならではの哀愁を見つけに出かけよう。久し振りの里帰りになるが』
  • ◇『街中を彩る無数のランタンの灯りがとても綺麗です。店頭に並べられた中華チマキ、角煮饅頭、胡麻団子の香りもたまりません。異国の文化に触れられるランタンフェスティバルに一票!』
  • ◇『長崎は降りたことがないため、ぜひ降りて街の中を歩きたい。また、長崎電気軌道にも乗りたい』

華やかさこそ、ランタンフェスティバルの真骨頂!「京都も素敵だと思うけど、早春は賑やかムードに浸りたい」という方がたくさんいらっしゃいました。長崎の郷土料理「卓袱(しっぽく)料理」でおなじみの豚の角煮を手軽に味わえる「角煮まん」についてのコメントも見受けられました。
長崎ランタンフェスティバル(長崎)そんな長崎ランタンフェスティバル、今年は2月17日にフィナーレを迎えましたが、長崎の地には異国情緒を感じさせるお祭りがたくさんあります。さだまさしさんの歌で有名な「精霊流し」は、亡くなった人の霊を船に乗せて海に流し、浄土へ送る行事。例年8月15日に行われるお盆の風物詩ですが、街中で大量の爆竹が鳴り響くのが長崎ならでは。賑やかに送り出そうというのが長崎流といえそうです。九州新幹線の全線開業により、鹿児島や熊本へのアクセスは格段と向上しましたが、異国情緒漂う長崎の街にもぜひ訪れてみてはいかがでしょう。