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駅すぱ・どっち方面

【2011年・世界遺産の桜】対決は「吉野山の桜(奈良)」に軍配!

吉野山の桜(奈良)

「駅すぱあとアンテナ」3月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「2011年・世界遺産の桜」対決。「吉野山の桜(奈良)」と「白川郷の桜(岐阜)」の対決となりましたが、"吉野山の桜"に軍配が上がりました!さっそく、"吉野山の桜"に一票を投じた皆さんのコメントからご紹介してみましょう。

  • ◇『吉野の桜は昔一度だけ見に行ったことがあります。本当にスケールが大きくて綺麗でした。もう一度見に行きたい!』
  • ◇『昨年行きました!素晴らしいの一言です』
  • ◇『全国的に名が知られ、約3万本の桜が山を染めていく「吉野山」の景色は雄大です。なんといっても吉野水分(よしのみくまり)神社がある上千本あたりから見下ろす桜は日本人の心をつかんで放さないと感じる人が多いと思います』

実際に桜の季節に吉野山に出かけたことのある方から、「素晴らしい!」とのコメントを多数いただきました。桜は日本の至るところで咲きますが、やはり吉野山のスケールには皆さん圧倒されるようです。

  • ◇『白川郷へは以前家族で行きました。秀吉が愛でた吉野山の桜を見てみたい』
  • ◇『岐阜高山から白川郷までの道のりの光景は、桜に限らず素晴らしいものがありますが、既に数回観桜の機会に恵まれました。小学生時代の遠足でしか見たこ とのない「吉野の桜」の中にどっぷりと浸かってみたく、初老の心が騒いでおります。"ソメイヨシノ"だけではなく、桜の山に埋もれたい気持ちです』
  • ◇『春の桜は、やっぱり高遠と吉野山だよね。吉野山は奈良の山奥なので行ったことはありませんが、雑誌や写真でよく見かけており、現在は3~4月の時期は忙しくとても行くことはできませんが、退職後とか暇ができれば絶対にカメラ片手に行く予定です。山裾に広がる壮大な春を是非、満喫したいですね』
  • ◇『地元なのですが遠くてなかなか行けません。近頃は枯れてきている木も沢山あるとか。千本桜と言う言葉を失くしたくないし、世界遺産にも認定されているので「吉野の山桜」に一票!』

はるか昔から日本人の心を惹きつけてきた吉野山の桜。しかし、コメントでも頂いているように、近年は枯れ木などの問題も出てきており、植樹活動なども行われているようです。悠久の歴史を持つ風景を、いつまでも残したいものですよね。

  • ◇『やはり桜の数が多い吉野山がよい。車でのアクセスは悪いが、この点で駅すぱあと利用は有効』

やはり人気スポットですので、シーズンになると道路が渋滞することが多く、交通規制なども実施されるようです。そのため、日時によっては郊外の駐車場からシャトルバスを運行するとのこと。詳しくは吉野山観光協会のホームページにてご確認ください。また、大阪方面から電車でアクセスする際は、近鉄の阿部野橋駅~吉野駅間を運行する「さくらライナー」が便利です。今年は21年ぶりにリニューアルされ、1編成に1両「特別車両(デラックスカー)」も設置されます。運行は4月2日(土)よりスタートです。

  • ◇『東京を夜行高速バスで奈良に入り、近鉄で吉野までひとっ飛びです。途中夜明け間近のバスの車窓からの朝の景色は一見の価値有り、吉野山にケーブルであがり人気のあまりない中で桜を満喫し、昼には人混みを避けて早くも下山。新幹線にて帰京すれば、日帰りの桜満喫もOKです。夜行バス利用で、樽見の薄墨桜もお薦めですよ』

なるほど!できれば泊まってゆっくりしたいところですが、このスケジュールですとバス車中泊の日帰り旅行も十分可能ですね。混雑を避ける意味でも有効だと思います!
吉野山の桜は、ふもとから山頂へかけて「下千本」「中千本」「上千本」、さらに「奥千本」といった見どころがあり、それぞれ標高差があるため例年4月いっぱい楽しめます。一生に一度は見てみたいと思わせる風景が広がっていますので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょう。
・吉野山観光協会
それでは、「白川郷の桜」を推したコメントもご紹介してみましょう。

  • ◇『鄙びた風情の中に、日本古来の桜がマッチしている景色が大変素晴らしいです』
  • ◇『昔からの建物の近くで、昔から色鮮やかに咲き続ける桜を眺めてみたい。ゆっくり日本酒でも飲みたい』
  • ◇『向井潤吉の絵を思いださせる風景でしょう』

やはり白川郷の人気は健在!昔ながらの風景に桜というアクセントが馴染んで、のどかな風景に癒されそうですよね。向井潤吉氏は、戦前から戦後にかけて日本各地の民家を描き続けた洋画家。絵の中に入り込んだような気分になるかもしれませんね。

  • ◇『白川郷は建物だけでも見応えがありますが、さらに桜が入ればもっともっと魅力度は増すはずだと思います』
  • ◇『実際に白川郷に行った事があり、桜の時はすばらしくなると容易に想像できました。写真では表現出来ない美しさになると思います』
  • ◇『桜の季節には行ったことがないので、この機会にぜひ行きカメラに収めたいです』

白川郷の桜(岐阜)白川郷といえば、しんしんと雪が降り積もる冬のイメージをお持ちの方が多くいらっしゃいました。あとは、収穫を祝ってお酒が振る舞われる「どぶろく祭り」や、茅葺の屋根に水のアーチがかかる「一斉放水訓練」が開催される秋の白川郷も人気です。しかしながら、桜咲く季節も実に味わい深いので、ぜひおすすめしたいところです。合掌造りの建物の脇に咲く一本の桜の木・・・豪華絢爛というより、侘び寂びの境地ですね。
また、荻町地区にある本覚寺の境内には、県の天然記念物に指定されている八重桜の一種「太田桜」があります。5月上旬から中旬にかけてが見頃となる遅咲きの桜で、まるで高貴な和菓子を思わせるような、ボリュームのある花が咲きますよ。
ぜひ皆さんも、桜の花に春の訪れを感じてみてはいかがですか?