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駅すぱ・どっち方面

【早春風物詩】対決は「梅の花」に軍配!

「梅の花」

「駅すぱあとアンテナ」2月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「早春風物詩」対決。「梅の花」と「雛飾り」、旅先でみたいのはどっち?という対決 となりましたが、結果は予想外の大差で「梅の花」に軍配!やはり「梅の花=春の到来」と感じている方が多いといえるでしょう。それではさっそく、「梅の花」派の皆さんのコメントからご紹介しましょう。

  • ◇『やはり、旅先の梅は格別だろうなぁ。梅を見ながら、団子かお酒。いいですよねぇ』
  • ◇『春がきたと感じる物の一つです。九州では太宰府が有名で、それにちなんだ梅が枝餅というのがあります。太宰府以外でも、縁日の出店でみかけることが多々あります』
  • ◇『冷たい冬の景色の中に、鮮やかな白や紅の小さな花の色を見ると春の近づきを感じ嬉しくなります』
  • ◇『「東風吹かば 匂ひをこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ」と、菅原道真公も歌に詠んだ梅の花。平安時代、その優美な美しさ、雅な風情が好まれて、宮中では桜よりも愛されていたことが肯けます』

やはり皆さん、春を感じていらっしゃいました。今年は冬の寒さが厳しい分、春の到来が待ち遠しいですよね。

  • ◇『雛飾りは女房殿に任せて、梅の香りと出来ればメジロ等の野鳥が来れば…』
  • ◇『お花が大好きなので・・。海津大崎のサクラは綺麗ですね。梅の名所も沢山あるけど、山頂に咲く蝋梅は見てみたい。人形は沢山あると怖い!』
  • ◇『雛飾りは見ようと思えばいつでも見られるものだし、地域によって2月から4月まで飾られているが、梅の花はこの時期にしか見られない。わざわざ旅先で眺めるのなら、梅の花!』

"花よりダンゴ"という言葉がありますが、今回に限っては"人形より花"という方が多かったです。人形がたくさんあるとちょっと怖い・・・というのは個人的によくわかりますよ。

  • ◇『北海道は桜の咲く時季に梅も一緒に咲くので、春になった場所へ旅行をするなら、梅の花見ができるところに行きたい』

なるほど。梅から桜にバトンタッチする感覚が、北海道だと味わえないんですね。時期が同じだと、やっぱり主役は桜、脇役が梅・・・といった印象になりそうですね。

  • ◇『雪国生まれなので、やはり春を感じるのは花が咲き始めるときです。かなり前ですが3月に滋賀の三井寺で見た梅はとてもきれいでした』
  • ◇『和歌山の南部梅林、きれいですよー』
  • ◇『数年前、秩父ミューズパークの梅園に立ち寄ったことがあります。少し梅花の時期には早かったのですが、様々な種類の梅の花を楽しむことができました。もう一度、行ってみたいと思っています』
  • ◇『以前一度見た偕楽園の梅が忘れられないので、梅の花に1票』
  • ◇『毎年、水戸偕楽園に梅見に出掛けています!』

今回は、皆さんから「ココがステキだよ!」と名所を教えてくれるコメントが多数ありました。その中で最も多かったのが、全国屈指の梅の名所「水戸偕楽園」を推す声です。

約100品種3,000本もの梅が植えられた水戸偕楽園。早咲きや遅咲きの品種も多いので、開花時期の長さも特長のひとつです。今年も2月18日(土)から「梅まつり」が始まっていて、3月31日(土)まで開催されます。ちなみに3月3日(土)・4日(日)・10日(土)・11日(日)・17日(土)・18日(日)・20日(火・祝)は、アクセスに便利な「偕楽園臨時駅」が開設されますので、ぜひご利用ください。

水戸偕楽園

それでは次に、「雛飾り」派の皆さんのコメントもご紹介しましょう。

  • ◇『やはり女の子のおまつりですから。そして地域によって特徴があるので、とても楽しみにしています』
  • ◇『齢的にもうお雛様は飾りませんが、気分的にはまだまだ飾りたいです。やっぱり女子の大事なお祭りですもんね。甘酒でも飲もうかな…』
  • ◇『凄く豪華な雛飾りがある所があるんですよね。男でも、結構楽しみだったりします』

女性からのコメントも多くありましたが、男性からのコメントもかなり寄せられましたよ。豪華絢爛の雛飾りは、確かに間近でみると圧巻です!

  • ◇『娘がいるので、雛飾りはどんな種類があるのか、とても気になります』
  • ◇『我が家は娘二人の四人家族。自分以外は全員女性なので「桃の節句」は賑やかに楽しんでます(自分を除いて)。今年も賑々しくやるんだろうな』
  • ◇『三女だったため、自分のために用意してもらった雛人形がなく、子どもの頃からいじけていた記憶があります』
  • ◇『説明の用紙を開きながら、毎年飾るのに悪戦苦闘しています。折角ひな壇に載せたのに、三人官女が手にした三宝等が転倒して、もう1度調整するのが面倒です。それでも、子どもの健康や成長を願う年中行事、つるし雛や流し雛等、郷土色も豊かなので、旅先でぜひ見てみたいです』

得票数は圧倒的に「梅」でしたが、「雛飾り」を選んだ皆さんはけっこう個性的なエピソードをお持ちです。娘さんがいらっしゃるかどうかによっても、興味の幅が変わってくるかもしれませんね。

  • ◇『静岡県東伊豆町稲取の雛のつるし飾りはすばらしいです』
  • ◇『茨城県の真壁、千葉県の勝浦ともに鄙びた感じが祭り会場や民家、そして市街地に漂っていて落ち着きがあり、良い感じで好きです』
  • ◇『どちらも比べがたいのですが、雛飾りの方が風情があるかな。古民家に飾ってあるのが似合いそうです』

「雛飾り」伊豆の稲取温泉郷が舞台となる「雛のつるし飾り」。お部屋の中に色とりどりの「つるし雛」が無数につるされている様子は、なんとも華やかで賑やか。今年も3月31日(土)まで「雛のつるし飾りまつり」が開催されています。茨城県の「真壁のひなまつり」は3月3日(土)まで、千葉県勝浦の「2012かつうらビッグひな祭り」は3月4日(日)までの開催です。勝浦の雛飾りは、遠見岬(とみさき)神社の60段の石段一面におよそ1200体の人形を飾る規模を誇りますよ!ぜひ一度、春を訪ねる気分でお出かけしてみてはいかがでしょう。

雛のつるし飾りまつり(稲取温泉旅館協同組合)
真壁のひなまつり
2012かつうらビッグひな祭り