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駅すぱ・どっち方面

【新春風物詩】対決は「こうた凧揚げまつり(愛知)」に軍配!

こうた凧揚げまつり
「駅すぱあとアンテナ」12月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、新春風物詩対決。「こうた凧揚げまつり(愛知)」と「かるた祭(滋賀)」の対決となりましたが、結果は“凧揚げ”に軍配が上がりました。さっそく“凧揚げ”派の皆さんから寄せられたコメントをご紹介しましょう。
  • ◇『空を舞う凧の豪快さや、のびやかさが良いです』
  • ◇『なんでもインドアよりアウトドアの方が好きなので』
  • ◇『凧飛ばしで悪い運勢も飛ばしちゃおう!』
  • ◇『凧揚げもカルタも子供の頃いっぱいやりましたが、最近メタボ気味なので、体を動かす凧揚げに一票』
  • ◇『快晴の大空に舞うタコを見たいです。気分がスッキリしそうです』

コタツとおせちとみかんとテレビで“寝正月”もいいけれど、寒さを我慢しつつ外に出てみると、快晴の空に凧が揚がっている…日本人の心に沁みる風景ですよね。

  • ◇『勇壮な凧揚げ風景をぜひ見てみたい。子供のころ、寒空に鼻をすすりながら揚げ凧が手元の糸をぐんぐんひっぱるあの爽快さを忘れることが出来ません。かつてはどこにでもある日本の正月風景だった凧揚げですが、最近は凧揚げできる広い場所も少なくなり、子供たちの凧揚げをする姿も少なくなり残念です』
  • ◇『小さいころ、よく「竹ひご」で凧を作って遊んだことが思い出される』
  • ◇『最近は子供たちの凧揚げの風景もあまり見ることがないですが、小生の子供の頃は自分で凧を作って、糸目の調整などで苦労してどれだけ高くまで揚げることが出来るかみんなで競ったものでした。孫たちにちょっと教えてみようかな?』

よく揚がる市販の凧に比べると、なかなか揚がらない自作の凧。でも、揚がったときの感動は今も鮮明に覚えています!きっとお孫さんも喜ぶと思いますよ!

  • ◇『大凧が大勢の人に引かれて大空に上がる姿は勇壮で見てみたい。喧嘩凧ならもっといいです』
  • ◇『大きい凧が空に揚がる姿は雄大なので!!昔、浜松のなかたじま?大砂丘で大凧をみたことがあるので!!』
  • ◇『近くに住んでいるがあまり知らなかった。大凧といえば浜松とばかり思っていた。一度機会を見て出かけたい』

おっしゃるとおり、大凧といえば静岡県・浜松の中田島砂丘で開催される「凧揚げ合戦(浜松まつり)」が有名ですね。しかしながら、開催が毎年ゴールデンウィークとなるため、今回は愛知県額田郡幸田町の「こうた凧揚げまつり」を取り上げました。2014年は1月12日(日)午前9時から午後1時30分までの開催です。

ちなみに、他の地域でも凧揚げイベントが開催されますよ。東京都武蔵野市にある武蔵野中央公園の原っぱ広場では、2014年1月13日(月・祝)に「新春 子ども凧あげ大会」を開催予定です。「凧づくり教室」も同時に開催されるので、自作の凧をその場で作って揚げることができます。凧の名人によるデモフライトもありますよ。

山口県下関市にある亀山八幡宮では、節分の行事のひとつとして、2014年2月3日(月)に唐戸市場屋上しばふ広場にて凧あげ大会を開催。関門海峡の海と空を背景に揚がる凧は、なんとも壮観です!なお、前週の日曜日(1/26)には、亀山八幡宮儀式殿で凧づくり教室が開かれます。

こうた凧揚げまつり(幸田町観光協会)

武蔵野中央公園

お正月・節分行事のご案内(亀山八幡宮)



さて次は、百人一首ゆかりの近江神宮で開催される「かるた祭(滋賀)」に一票を投じた方からのコメントです。

  • ◇『平安の世のようで、見るだけで楽しめると思う。百人一首の独特な読み方に雅を感じられる』
  • ◇『百人一首は大好きなので、百人一首が成立した時代の雰囲気を味わいたいです!』
  • ◇『歌に込められた想いや、詠む人の声、取る人たちのワイワイしながらも真剣なかるた取りが日本人としてとても好きだからです』

小倉百人一首の巻頭歌が神前で朗誦され、采女装束を着用した4名の“取姫”がかるたを取る「かるた開きの儀」で始まる「かるた祭」。なんともお正月らしい、雅な雰囲気に包まれることでしょう。

  • ◇『記憶と反射神経の真髄を楽しみたい』
  • ◇『静寂なる環境の中で熱き戦いのコントラストがたまらない』

かるた祭の後には、高松宮記念杯近江神宮全国歌かるた大会が開催されます。こちらはコメントで頂いたとおり、静寂の中で熱い闘いが繰り広げられますよ!有段者から小学生まで、全国のかるた選手が近江神宮に集います!

  • ◇『学生時代に百人一首をすべて暗記したことがあるのが自慢!』
  • ◇『年に1回、正月に家族で百人一首をしております』
  • ◇『家で孫達と百人一首を年に数回今年も取り合っています。愛知の凧は現地で過去に見ました』
  • ◇『以前に町のチャンピオンになったことがあり、懐かしい』

今でも百人一首をお正月に楽しんでいる方も複数いらっしゃいました。家族みんなで楽しむ百人一首、なんとも素敵ですね!

  • ◇『歴史を感じるので「かるた祭」を選びます。また、私の故郷でもあります』
  • ◇『滋賀は通過するばかりで行ったことがありません。そのため期待感があります』
  • ◇『実際に行きたいので、近い方の滋賀の「かるた祭り」を選びました。百人一首ゆかりの神社なんですね。休みの日にでも行ってみます』
  • ◇『新春といえば百人一首です。小野小町や清少納言・紫式部の足跡を偲ぶ旅を、ともにしたいと思いますが…』
かるた祭

近江神宮は、百人一首ゆかりの神社であると同時に“時刻制度”発祥の地でもあります。天智天皇の時代、大津京に漏刻(水時計)が設置されたのが、日本における“時刻を知らせる”はじまりなのだとか。境内にある時計館宝物館もぜひ訪れてみてくださいね。

ちなみに、百人一首がお好きな方には、京都・嵐山にある「小倉百人一首殿堂 時雨殿」もおすすめです。かるたなど百人一首にまつわる貴重な資料や、歌の場面をイメージしたジオラマ、100体の歌仙人形などが揃い、百人一首の世界に存分に浸ることができますよ。

いまでは触れる機会が少なくなった、“凧揚げ”と“かるた”。ぜひ年始に楽しんでみてくださいね。

かるた祭・かるた開きの儀(近江神宮)

小倉百人一首殿堂 時雨殿