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駅すぱ・どっち方面

【紅葉と観光列車】対決は「奥出雲おろち号」に軍配!

奥出雲おろち号
「駅すぱあとアンテナ」11月号の「駅すぱ・どっち方面?」コーナーは、「紅葉と観光列車」対決。信州を走る観光列車「ろくもん」と、奥出雲を走る「奥出雲おろち号」の対決となりましたが、軍配は「奥出雲おろち号」に上がりました。さっそく“おろち”派の皆さんから寄せられたコメントをご覧いただきましょう。
  • ◇『昨年旅行で出雲に行きました。その時は自動車で移動したので、今度行く時は列車を利用したいものです』
  • ◇『今話題の出雲大社に参詣して紅葉スポットへ足を運びたい』
  • ◇『のんびり紅葉の中、神話を感じて列車の旅を楽しみたい』
  • ◇『山間を走る奥出雲おろち号の写真を見ると、すぐにでもここへ旅行したくなります』
  • ◇『「砂の器」の舞台もみたいですね』
  • ◇『以前訪れた出雲で乗車しました。紅葉と列車ののんびりした旅が一番素敵なマッチングと思います。時間があれば今年も行ってみたいです』

2013年、出雲大社の平成の大遷宮などの効果から、島根県への観光客は前年比26%増だったそうです。縁結びの神様として知られる出雲大社は、若い女性たちの間でも人気の観光スポットとなっています。さらにそこから一歩足をのばす“奥出雲への旅”は、これからもっと注目されてくる気がします!

  • ◇『やはり非電化路線はローカル線の雰囲気がたっぷりで紅葉シーズンに合うと思います』
  • ◇『列車の旅という事であると、奥出雲は山の中を走り、各駅でも魅力的なものが多い(亀嵩の蕎麦・出雲坂根の延命水等)し、三段式スイッチバックはやはり目玉だと思います』
  • ◇『私のふるさとで子供の頃から見ていた風景です。とても綺麗で特にスイッチバックがある坂根から三井野原に向けて絶景ですよ』
  • ◇『ぜひトロッコ列車に乗ってみたい。子どもが喜びそうなかっこいい青い車体がいいです!』

ディーゼル、トロッコ、スイッチバック。紅葉はもちろん、鉄道に関する3つの珍しい要素が楽しめるのも「奥出雲おろち号」の魅力ですね。また、コメントにあるように、沿線の亀嵩駅は駅舎内に「扇屋そば」があり、奥出雲の天然水を使ったコシのあるおそばを味わうことができます。お土産にもぴったりです。

  • ◇『西日本の鉄道情報はほとんどチェックできていないので新鮮』
  • ◇『木次線は首都圏から行きにくい(しかも本数が少ないという問題もある)ので、まだ乗ったことがない。一度は行ってみたい』
  • ◇『寝台列車「サンライズ出雲」とセットで楽しみたいです』
  • ◇『東京生まれの私がたまたま古事記を卒業論文のテーマにして何度も島根県を旅しました。とくに出雲横田駅からタクシーで行った鬼の舌震え、熊野大社などは有名な出雲大社や宍道湖とは違って奥出雲ならではの風情があります。しばらく遠ざかっている出雲路をのんびりと奥出雲おろち号で旅したいなぁ』

「このあたりの鉄道に乗ったことがない」という方が多数いらっしゃいました。東京と出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」で出かけるのもいいですね。金曜日、仕事を終えてから出発できる点が魅力です。

なお、「奥出雲おろち号」の運行は、紅葉の時期が終わる11月下旬まで。例年、4月初旬から運行がスタートします。ちなみに、終点の備後落合駅は山の中。宿泊施設等もないので、芸備線に乗り換えて広島方面へ向かう旅行ルートを計画してみてはいかがでしょう。

奥出雲おろち号


次は、「ろくもん」に一票を投じた方からのコメントをご紹介しましょう。

  • ◇『楽しめるのが紅葉ばかりでなく、グルメも楽しめるとあっては、当然「ろくもん」に投票します』
  • ◇『美味しい食事をいただきながら、秋を楽しみたいので』
  • ◇『木の内装が良さそう!木の香りがするのだろうか?昔の客車は床も木だったなぁ…懐かしい。グルメも楽しめるとのことなので、断然こっちかな』
  • ◇『車内で食事をしながら信州の山々を眺めたい。至福のひと時かと思います。憧れます』
  • ◇『近場で列車に揺られて一人旅!歴女+鉄道で最高の秋を満喫できそうです』
  • ◇『たまたま長野駅で横付けに到着してきた「ろくもん」号を見て、さほど“鉄”でもない妻が大変興味を示したから』

“鉄”、すなわち鉄道ファンでない方でも興味を抱く観光列車「ろくもん」。そのデザインは、九州を走る豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」など、多数の列車デザインを手掛けている水戸岡鋭治氏が担当しました。また、沿線は歴史に関するスポットが豊富。歴女(歴史ファンの女性)で“鉄”でグルメ好きなら、乗らない手はありませんね!

  • ◇『真田幸村の「ろくもん」ですネ!長野県は、わが家のご先祖様の生家があると父親から聞いております。平成28年NHKの大河ドラマがあると聞いておりますので一度ユックリと散策してみたいと思います』
  • ◇『歴史が好きで、官兵衛も毎週欠かさず観ていますから』

来年のNHK大河ドラマは、幕末の長州藩を舞台にした「花燃ゆ」。再来年、2016年の大河ドラマが「真田丸」。大河ドラマで真田幸村(信繁)が主人公になるのは初めてのことです。来年あたりから、真田家にまつわる観光スポットがさらに盛り上がっていきそうですね。

  • ◇『どちらも乗ってみたいですが、今回は「ろくもん」にしました。最近はいろいろと趣向をこらした電車等があり、とても楽しみです』
  • ◇『途中下車して上山田温泉も訪れてみたいので』
  • ◇『新幹線で気軽に「いけるモン!」』
ろくもん

いけるモンね!長野まで新幹線、その後は「ろくもん」で軽井沢。素敵な信州の旅になりそうですね。なお「ろくもん」は、冬の期間も運行しています。各地で開かれる雪まつりを巡ったり、雪をみながらの温泉というのもいいですね!

ちなみに、三越伊勢丹(日本橋三越本店、銀座三越、伊勢丹新宿店)の「2015年新春福袋」の中に、なんと「ろくもん」1車両貸切(1組限定、24名まで乗車可/4万6297円)の福袋が登場するとのこと!鉄道団体旅行の福袋は、なんともロマンがありますね。興味のある方は、ぜひ赴いてみてください。

ろくもん(しなの鉄道)