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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2007年4月号

 

 

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「駅すぱあとアンテナ」編集部



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「城と桜を愛でる旅」
どこの国に咲こうとも日本を感じさせる桜の存在感は圧巻だが、その背景に何があるかで、風情もだいぶ変わってくる。高層ビルや現代建築に囲まれていようとも花見は楽しめるが、どうせなら日本独特の建造物である城と桜を同時に楽しみたい。もっともマッチするその風景がお互いの魅力を引き立て、どこよりも美しい世界を見せてくれる。

長野県にある上田城(上田城跡公園)では毎年「千本桜まつり」が行われ、様々な種類の桜を楽しむことができる。武田家の家臣だった真田昌幸が築城した城で、徳川軍の攻撃を二度に渡り撃退したことでも有名だ。ここには、一般的なソメイヨシノ以外にも、桜色の濃いシダレザクラや黄色く輝くウコンザクラなどが植えられている。開花時期はそれぞれ違うものの、4月いっぱいまではいずれかの桜を観賞することができる。

上田市の象徴ともいえる太郎山をバックに、川沿いに咲く桜を見るのも一興だ。川面に映る花々が華やかさをプラスして、風景全体が桜色に変わっていく。目に焼きついて離れない光景になるはずだ。

二の丸橋~櫓門・お堀周辺・西櫓・けやき並木遊歩道では、18時から23時までライトアップされた桜や建物を鑑賞できる。照明デザイナー石井幹子氏によってプロデュースされた光の演出は、他のどの夜桜よりも違った顔を見せてくれる。東京タワーや東京駅、東京港レインボ-ブリッジを一つの照明作品として作り上げた石井氏の世界を、桜を通して堪能してみよう。

景色をお土産にできないのが残念なところだが、4月7日(土)~22日(日)まで「観光物産展」が行われているので、代わりに長野の味を持ち帰ってみるといいだろう。地元の名産や特産品の販売の他にも、上田城の来場者に鍋を振舞ってくれる。地元の人の温かさにも触れておきたいところだ。

花の盛りも終える頃、4月29日には「上田真田まつり」が開かれる。真田一族の意気を伝え、城下町の活性化を図ろうと始められたこの祭りでは、武者行列が主となって町を練り歩く。その時代の衣装をまとった人々が、旗差し物を持ちながら町中を歩く姿は壮観だ。

太鼓連が叩く音もダイナミックだが、火縄銃の発砲で始められる祭りの開始合図は見逃せない。当時の合戦を間近で見るような錯覚さえするだろう。「民踊流し」や「江戸芸かっぽれ」といった踊りも見られるので、賑やかな一日を過ごせそうだ。

過去には7万人もの人を集めたイベントなので、行くのであれば早めに準備しておこう(問合せ先:上田商工会議所 0268-22-4500)。
長野県上田市二の丸3-3
長野新幹線 上田駅より徒歩13分
平成19年開花(4月2日)~4月29日
0268-22-4100(長野県上田市観光課/上田観光コンベンション協会)
雑学メモ
■花見の将来が危ない!?
各地で見られる桜は、ほとんどがソメイヨシノという種類。いつまでも長く咲き続けて欲しいものですが、一斉に広がった品種のせいか全体的に寿命を迎えていると言われています。そのせいか、他の品種に植え替えて桜を絶えさせないようにしているところが多いようです。しかし開花時期が異なるために、今のように一気に咲き乱れる姿は見られなくなるかもしれません。貴重な時期を大事に過ごしたいものです。
青森県にある弘前城は、天守自体は江戸時代の後期に再建されたものの、堀の石垣や城郭はほぼ当時の姿を残している貴重な城(重要文化財として指定)。津軽地方の政治経済の中心として支えてきた象徴ともいえるその姿は、桜の季節になると華やぎが増して、江戸当時の活気を感じられるほどだ。

さて、城内で桜が見られるようになったのは、1715年(正徳5年)までさかのぼることになる。津軽藩士が京都から苗木を持ち込んだのが始まりだが、一時は「神聖な城内で平民と桜見物をするのは許せない」と士族の迫害を受けて荒らされたことがあった。

現在のように大きく育った見事な桜を見られるのは、迫害に遭っても諦めず植栽し、市民の寄付も続いたおかげである。弘前城の桜は、人々の心が育てた温かみある花を咲かせている・・・そんな背景に想いを寄せながら鑑賞すれば、気分も和らぎ一味違った味わい方ができるだろう。

昔から大切に育てられてきた弘前公園の桜は、ソメイヨシノ以外にもシダレザクラやエドヒガンなどが毎年見事な花を咲かせている。特に見ておきたいのは、樹齢90年以上とされるシダレザクラ。石垣の台の上に植栽されたシダレザクラは、幹の高さより長い枝から花が咲き乱れ、美しさを超えた壮観な姿が見る者を圧倒させる。

他にも「二の丸大枝垂れ」や「御滝桜」と命名されたシダレザクラが鑑賞できる。風に揺れる姿は第一印象とは違う優雅な顔を見せてくれるので、いろいろな角度から眺めてみるといいだろう。

桜以外にも、樹齢300年や400年というイチョウの木も間近で見ることができる。長い歴史を経た植物からは、何かしら訴えかけられるパワーを感じられるもの。滅多に見られるものではないので、他の古木や名木にも触れてみるのもお勧めだ。

青森といえば「ねぷた祭り」や「津軽三味線」なども有名だが、さくらまつりの開催時期には双方を合わせて見ることもできる。

「ねぷた」は夏の祭りだが、せっかく青森まで来てくれたのだから、という市民の温かい心意気から10年前より「春ねぷた」が行われるようになった。規模は夏場よりも小さいものの、装飾は見事。4月29日(日)と5月2日(水)の19時から町を練り歩くので、時間を合わせて鑑賞してもらいたい。

また、5月3日(木)・4日(金)には津軽三味線全国大会が行われる。一時は低迷傾向にあった文化だったが、今では津軽三味線の若いアーティストが増え、CDを出したり世界に進出したりと活気に満ちている状態だ。日本のロックともいえる熱い音を聞きに、足を運んでみるのもいいだろう。
青森県弘前市下白銀町1番地
JR弘前駅より徒歩15分
平成19年4月21日~5月5日
0172-37-5501(弘前市立観光館)
雑学メモ
■岩木山南麓に、世界一の桜並木!
開花時期は5月と遅くなるものの、約6,500本のオオヤマザクラの桜並木が見られる場所が、津軽富士として有名な岩木山の南麓にあります。20kmに渡る桜の木々を見られるのはここだけ。お花見の時期を逃してしまった人は、ちょっと足の延ばして訪れてみるといいかもしれません。温泉も湧き出る自然豊かな場所なので、休暇を遅めにとる人にはお勧めです(問合せ先:弘前市観光商工課 0172-82-1625)。
『駅すぱあと』最新情報
 

************ ダイヤ情報 ****************
【 鉄道 】
私鉄および公営は、2007年4月6日現在の時刻表に対応

弘南鉄道 2007/04/01 ダイヤ改正に対応
東武鉄道 2007/04/01~2007/05/27 臨時ダイヤに対応
大井川鐵道 2007/04/01 ダイヤ改正に対応
名古屋鉄道 2007/04/01 ダイヤ改正に対応
西武鉄道 2007/04/02~2007/05/06 臨時ダイヤに対応
京成電鉄 2007/04/02 一部ダイヤ変更に対応
東京都交通局 2007/04/02 一部ダイヤ変更に対応
京浜急行電鉄 2007/04/02 一部ダイヤ変更に対応
東京急行電鉄 2007/04/05 ダイヤ改正に対応
神戸新交通 2007/04/05 ダイヤ改正に対応
秩父鉄道 2007/04/14~2007/05/06 臨時ダイヤに対応

************ 運賃情報 ****************
【 鉄道 】
私鉄および公営は、2007年4月1日現在の運賃料金に対応

舞浜リゾートライン 2007/04/01 運賃改定に対応

読者アンケート
駅すぱ・川柳・・・
「時刻表を本で調べるかケータイで調べるかは大きなジェネレーションギャップを感じます。ほんの10年前は本が主流だったのに・・・時代は急速に流れています」とのコメントをいただきました。確かにおっしゃるとおりですよね。ケータイのほうが持ち運びもラクですぐに調べられる、という利点もありますが、分厚い時刻表を持って列車の旅に出かけ、その時刻表を枕に座席で一眠り・・・といった情緒も、捨てがたいものがあります。そんな感慨を下の句に継がせていただきました。
「民営化後、ダイヤ改正ごとに新快速増発や列車のスピードアップをしたが、最近の停車駅増加や2005年の脱線事故以来、ダイヤ改正で余裕のある運行時刻に見直され、列車がスピードダウンしてしまったことを詠んだ句です」とのコメントをいただきました。スピードがアップするのは何かと便利。ただやはり安全第一を忘れてはなりませんよね。先日亡くなられたコメディアンの植木等さんは、「モーレツ」な勢いで進む高度成長期において、「もっとキラクに、スーダラと行こうよ」とのメッセージを投げかけ、日本国民の心にゆとりをもたらしました。急がば回れ、そして休め。そんな想いを下の句にあててみました。
「いつも利用している電車に乗るために、いつもと同じ時間に家を出て、駅に着いた。でも時間になっても電車は来ず、事故なども起きていない。よくよく駅の掲示板を見てみると、ダイヤ改正があったらしい。そして、いつも利用していた電車は数分早くなっていた」とのコメントをいただきました。筆者もダイヤ改正をすっかり忘れていて、痛い目に遭った記憶があります。さらに寝坊気味の筆者にとっては、改正によって「これで数分、余計に寝られる!」のか、「数分早く起きなきゃいけなくなった!」のかは、わりと重要な問題です(笑)。
次回2007年5月号は、2007年5月2日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2007年 4月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2007年4月4日(水)
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