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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2008年3月号









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「駅すぱあとアンテナ」は『駅すぱあと』ユーザーである皆さまと、(株)ヴァル研究所が一緒に創りあげていくコミュニケーションツール、そして皆さまのお役に立てる情報を発信していくメールマガジンとしてお届けしてまいります。なお、このメールマガジンは配信をご希望の方にお送りしています。
「駅すぱあとアンテナ」編集部
ほたるいかは春が旬。酢味噌和え、沖漬け、刺身など、春の夜の晩酌にはもってこいの肴といえるが、注目すべきは味覚だけではない。海面間際でふわふわと浮遊するその姿も、春の風物詩として知られている。

春、産卵期を迎えたほたるいかは、深海から沿岸に押し寄せてくる。体長4~6センチの小さな体内には無数の発光器があり、その青白い光が夜の海面を照らす姿は幻想的なこと、この上ない。

そんなほたるいかのメッカといえるのが、富山県・滑川(なめりかわ)だ。富山湾に注ぐ常願寺川の河口左岸から、滑川を経て東の魚津港に至る海は、「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物に指定されている。食卓に上るほたるいかそのものは天然記念物ではない。ほたるいかの大群が演出する幻想的な風景が、価値ある財産ということだ。

その地で毎年行なわれているのが、ほたるいか漁の観光。今年は4月12日(土)から5月6日(火)にかけて、滑川漁港から2隻のほたるいか観光船が出る。出船時刻は午前3時頃。静まり返った夜の海を進むと、ぼんやりと青白い光がそこかしこに現れ、やがて漁場に到着。漁は活気に満ち溢れ、ピチピチと跳ねるほたるいかが定置網にかかる。ひとしきり堪能し、再び漁港へ。その際、朝焼けで立山連峰が美しく照らされる姿が見られれば、まさに幸運だ。

ほたるいか漁の観光は完全予約制。一ヶ月ほど前から滑川市観光協会にて受け付けているので、早めに連絡しておこう。ちなみに当日の集合場所となるのは、道の駅「ウェーブパークなめりかわ」内にある「ほたるいかミュージアム」の売店海側だ。

ほたるいかミュージアムは、世界に類を見ない「ほたるいか」がメインの博物館。漁の仕組みや海上観光の様子を紹介するミュージアムギャラリーをはじめ、ほたるいかの不思議な生態を紹介する展示ホール、ほたるいかなどを模したキャラクター達が繰り広げるミュージカルショーなど、大人から子どもまでが楽しみながら学べるようになっている。また、3月下旬から5月下旬にかけては活きたほたるいかが泳ぐ水槽も出現。実際に手で触れることも可能だ。メインのライブシアターでは、シーズン中は活きたほたるいかの発光ショー、オフシーズンは発光性プランクトン“竜宮ホタル”の発光ショーを実施している。

また、併設されたオーシャンビューのレストラン「光彩」では、ほたるいか料理の他、和食やイタリアンも楽しめる。売店では、ほたるいかの活漬け、粕漬け、ワイン入り酢漬けなどを販売。お土産には最適だ。

春の風物詩といえる漁を見て、新鮮な旬の味覚を現地で堪能する。贅沢の極みとは、まさにこのことだ。
富山県滑川市中川原410(ほたるいかミュージアム)
JR滑川駅より徒歩5分(ほたるいかミュージアム)
076-476-9300(ほたるいかミュージアム)
ほたるいか漁観光の予約・お問い合わせは076-475-0100(滑川市観光協会)まで
http://www.hotaruikamuseum.com/  (ほたるいかミュージアム)
滑川でほたるいか漁を堪能した後は、北陸のローカル線「富山地方鉄道」を利用して観光スポットを巡ってみてはいかがでしょう。

富山地方鉄道の創業は昭和5年。以来“地鉄”の愛称で親しまれ、県民の大切な足として活躍を続けてきました。「鉄道友の会」より「真に特色があると認められた車両」に対して贈られる「ローレル賞」を受賞したモハ14760形(写真右)をはじめ、元京阪電鉄特急用車両や、レッドアローの愛称で親しまれた元西武鉄道5000形など、懐かしい姿も見ることができます。

滑川駅を通る富山地方鉄道本線の終着駅は、宇奈月(うなづき)温泉駅。滑川駅からの所要時間はおよそ1時間です。北陸の名湯として知られる宇奈月温泉郷は、黒部峡谷の玄関口としても有名。この地で一泊して温泉でリフレッシュ、そして翌日は黒部峡谷鉄道の宇奈月駅からトロッコ電車に乗って新緑を楽しむ・・・そんな春の旅もよさそうです。ちなみにトロッコ電車は現在冬期運休中。4月20日(日)から宇奈月駅~猫又駅間の運転が始まり、4月29日(火)には鐘釣駅間まで区間延長、5月 1日(木)には欅平駅間までの全線が開通となる予定です。

また、富山地方鉄道立山線の立山駅は、立山黒部アルペンルートの玄関口。ケーブルカーや高原バス、トロリーバス、ロープウェイなどを乗りつぎ、北アルプス立山連峰に訪れる「春」を感じる旅もオススメですよ!

◇富山地方鉄道  http://www.chitetsu.co.jp/index.html
 
古くから日本人に愛されてきた春の「山の幸」、たけのこ。煮物、炒め物、和え物、吸い物、炊き込みご飯など、どんな調理法とも相性が良く、コリッとした歯ごたえと、心地よく広がるほろ苦さは、身体そのものに春の訪れを告げてくれるかのようだ。パックに入った茹でたけのこや缶詰は一年を通して食べることができるが、春に食べるフレッシュなたけのこの香りや歯ごたえの良さには敵わない。

たけのこは漢字で書くと「筍」。地上に芽が出た日から、わずか1旬(10日)で竹に成長してしまうことから「筍」という字が充てられたという説もある。そのため最も美味といわれるのは、地上に顔を出す寸前のたけのこだ。地面のひび割れや、こんもりと盛り上がっているところを目ざとく探し、傷がつかないように丁寧に掘り出す。皮を剥き、薄くスライスして食べる「たけのこの刺身」は、ある意味で究極のたけのこ料理といえる。

たけのこは採ってから時間が経つにつれてアクが強くなるため、なるべく早めに食べたほうがよい。そこでおすすめしたいのが、たけのこ狩りだ。竹林の中を歩き、心地よい汗を流しながらたけのこ狩りに興じる。そして掘ったたけのこを持ち帰り、その日の夜にさっそく食べる。そんな春の休日の過ごし方はいかがだろう。

たけのこ狩りができるスポットが、東京都にあるのをご存知だろうか?西多摩に位置する日の出町には、たけのこ観光農園が4ヶ所ある。いずれも例年4月中旬から5月中旬までがたけのこ狩りのシーズンで、予約制となっている。料金はいわゆる「量り売り」。1キロあたり400円で、自ら掘ったたけのこを持ち帰ることができる。

「橋本竹の子園」は、緩斜面の山にたけのこが生えているため、小さな子どもやお年寄りでも掘りやすい点が特長だ。「寺山竹の子園」では、たけのこの他に竹炭や竹酢・竹製品などの販売も行なっている。「丸万林業」の近くには、温泉施設「つるつる温泉」があり、たけのこ狩りの後は温泉、というスケジュールも組める。「清水竹の子園」の近くには日の出町の特産物を加工・販売している「ひので肝要の里」があるので、ぜひ立ち寄ってみよう。

ちなみに、たけのこ狩りのノウハウがなくても問題ない。いずれの農園でも、たけのこの見つけ方や掘り方のコツは教えてくれる。掘る道具も用意されているので、軍手や掘ったたけのこを入れる袋などを自前で用意しておけば万全だ。動きやすい服装、滑りにくい靴で出かけよう。

また、ゴールデンウィークの5月3日(祝)は「ひので肝要の里」の広場にて「竹の子まつり」が開かれる。祭り当日、同施設でたけのこを狩ることはできないものの、その日の朝に掘った新鮮なたけのこを販売。さらに、たけのこ焼きの実演販売や、たけのこ汁のサービス、親子で楽しめる竹細工教室などが開かれる。「たけのこ尽くし」の一日を、この春過ごしてみてはいかがだろう。
東京都西多摩郡日の出町大久野5227
JR武蔵引田駅よりバス"日の出町・ユートピア号#にて"長井#下車、徒歩5分
042-597-3478
 
東京都西多摩郡日の出町大久野2385
JR武蔵五日市駅より多摩バス五30系統にて"萱窪#下車、徒歩15分
042-597-1209[自宅]/042-597-6424[現地]
 
東京都西多摩郡日の出町大久野4609
JR武蔵五日市駅より西東京バス五20系統にて"松尾#下車、徒歩1分
042-597-0850
 
東京都西多摩郡日の出町大久野3543
JR武蔵五日市駅より西東京バス五20系統にて"細尾#下車、徒歩1分
042-597-1304
 
日の出町には鉄道が走っていません。よって今回は「いざ!バスの旅」。日の出町をはじめ、檜原村、奥多摩町、あきる野市などでのレジャーは、東京西部で路線バス事業を展開している京王電鉄グループの「西東京バス」が便利です。

今回、たけのこ狩りスポットとしてご紹介した丸万林業や清水竹の子園、肝要の里へは、武蔵五日市駅から五20系統のバスを利用します。その終点は「つるつる温泉」です。日の出町では有名な温泉スポットで、地元の方だけでなく、たけのこ狩りや釣り、キャンプなど、西東京のアウトドアレジャーで流した汗をサッパリと流し、リフレッシュする場として重宝されています。

さて、武蔵五日市駅から発車する西東京バス路線の中で、この春オススメしたいスポットがあります。まずは檜原・養沢方面行き(五15系統)で10分、バス停「戸倉」で下車して徒歩5分のところにある光厳寺(こうごんじ)。都の天然記念物に指定されている白山桜(しろやまざくら)があります。幹回りはおよそ5.3m。推定樹齢400年といわれ、大島、三宅島にある巨木とともに、東京都の三大桜といわれています。

もうひとつのオススメが、檜原村の「数馬」行き(五滝10系統)のバスでおよそ50分のところにあるバス停「人里(へんぼり)」。昔懐かしいたたずまいのバス停の三角屋根、そこに覆いかぶさるようにシダレ桜が咲き誇ります。

バスでのんびりと桜巡りの旅、いかがですか?

◇西東京バス・多摩バス  http://www.nisitokyobus.co.jp/
 
************ 改訂情報 ****************
【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2008年3月号の内容に対応
JR西日本 おおさか東線<放出~久宝寺間>新規開業   
新駅開業     
「はりま勝原」駅、「和木」駅、「西川原」駅(山陽本線)
「島本」駅(JR京都線)      
「須磨海浜公園」駅(JR神戸線)他
JR東日本 新駅開業 
<南越谷~吉川間>「越谷レイクタウン」駅(武蔵野線) 
JR四国 新駅開業 
<波川~日下間>「小村神社前」駅(土讃線)
JR九州 新駅開業
<添田~豊前桝田間>「歓遊舎ひこさん」駅(日田彦山線)
 
  私鉄および公営は、2008年3月8日現在の時刻表に対応
小田急電鉄 2008/03/15 ダイヤ改正に対応
特急ロマンスカー東京メトロ千代田線への乗り入れ開始
名古屋鉄道 2008/03/15 一部ダイヤ改正に対応
本線、犬山、常滑線等、一部ダイヤ改正
東京地下鉄 2008/03/15 ダイヤ改正に対応
千代田線、東西線 ダイヤ改正
近江鉄道 2008/03/15 新駅開業    
<高宮~多賀神社前間>「スクリーン」駅(多賀線) 
東京臨海高速鉄道 2008/03/15 通学定期運賃改定
  【 バス 】
コミュニティバス路線8市ダイヤ対応開始
茨城県(龍ケ崎市)、新潟県(柏崎市、長岡市、見附市)
富山県(富山市)、京都府(綾部市、木津川市、南丹市)
 
  2008年3月第1版の詳細は こちら をご覧ください。
   
次回2008年4月号は、2008年4月2日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2008年 3月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2008年3月5日(水)
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