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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2010年9月号










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「駅すぱあとアンテナ」は『駅すぱあと』ユーザーである皆さまと、(株)ヴァル研究所が一緒に創りあげていくコミュニケーションツール、そして皆さまのお役に立てる情報を発信していくメールマガジンとしてお届けしてまいります。なお、このメールマガジンは配信をご希望の方にお送りしています。
「駅すぱあとアンテナ」編集部
古くから漁港として栄えていた鳥取県の境港市は、“妖怪の町”としても知られているのをご存じだろうか?「ゲゲゲの鬼太郎」「悪魔くん」などの作者であり、朝のNHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」でもお馴染みの水木しげる氏の故郷でもある。今や境港の町は“妖怪一色”といっても過言ではない。

その象徴といえるのが、水木氏のデザインが施された妖怪達のブロンズ像が立ち並ぶ「水木しげるロード」。1993年に完成した時は23体だったが、今は数も増え、100体以上の妖怪達が観光客を出迎える。鬼太郎をはじめ、「ねずみ男」や「ねこ娘」、「目玉おやじ」といった「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの妖怪達をはじめ、「朱の盆(しゅのぼん)」や「ぬらりひょん」「キジムナー」など、全国各地に伝わる妖怪達がズラリと勢揃いしている。他にも街灯が目玉おやじの形をしていたり、妖怪風にアレンジされた公衆電話があるなど、妖怪探しを楽しみながら散策することができる。

距離にして800mほどの「水木しげるロード」には、鬼太郎グッズや妖怪にちなんだお土産屋が立ち並ぶ。運がよければ、「ねずみ男」や「ねこ娘」の着ぐるみに出逢えることも。ただ、いつどこに登場するかは決まっておらず、神出鬼没なところも妖怪ならではだ。

途中の「妖怪広場」には「河童の三平」に登場するキャラクターなど9体のブロンズ像が収まった「河童の泉」があり、ホッと一息つける場所として利用されている。また、水木しげるロードの入り口付近にある「妖怪神社」は、妖怪「一反木綿(いったんもめん)」のデザインが施された鳥居や、黒御影石と樹齢300年のケヤキの板で作られ、水木氏自ら入魂した御神体などがあり、水木ワールド全開。名物の「目玉おやじ清め水」で身を清め、鬼太郎ファミリーが運んでいる「からくり妖怪おみくじ」で運勢を占おう。

さらに集大成といえるのが「水木しげる記念館」だ。貴重な原画などの展示をはじめ、妖怪達のジオラマが目白押し。水木氏の仕事場や愛用品も再現されている。また、世界中をアクティブに旅する氏のコレクションも見もの。原住民のお面など、様々なモノからインスピレーションを受けて、独自の妖怪世界を作り上げていることが垣間見える。

今年はNHK連続ドラマの影響もあり、すでに8月の時点で「水木しげるロード」の入り込み客数が過去最高を記録。妖怪の町が大盛り上がりをみせている。
境港への鉄道旅行で、ぜひとも乗ってみたいのがJR境線の米子駅と境港駅を結ぶ妖怪イラスト列車だ。初めて登場したのは1993年のこと。ちょうど「水木しげるロード」の整備が始まった年で、鬼太郎や目玉おやじなどが車両にシンプルに描かれた「鬼太郎列車」のみだった。しかし、その後「ねずみ男列車」「ねこ娘列車」「目玉おやじ列車」が相次いで登場。車両全体のデザインも年を追うごとに賑やかになり、「ゲゲゲの鬼太郎」の世界観が忠実に描かれている。もちろん、子ども達にも大人気だ。

現在運行されている4両の妖怪イラスト列車のうち、「鬼太郎列車」と「ねずみ男列車」は新しいデザインでラッピングされ、この8月には計12体の「ねこ娘」が描かれた、新デザインの「ねこ娘列車」も登場。さらに11月には「目玉おやじ列車」のデザインもリニューアルされる予定だ。

楽しめる仕掛けは、列車のデザインだけではない。JR境線の各15の駅には、北海道から沖縄まで、全国で語り継がれる妖怪にちなんだ愛称がついている。ざっと挙げてみると、米子駅は「ねずみ男駅」、富士見町駅は「ざしきわらし駅」、弓ヶ浜駅は「あずきあらい駅」、余子(あまりこ)駅は「こなきじじい駅」、そして終点の境港駅は「鬼太郎駅」といった愛称だ。また、駅の看板などにも妖怪たちが描かれ、「ねずみ男売店」と銘打っているキヨスクのある駅も。ワクワクしながら鉄道の旅を楽しめるというわけだ。

なお、同路線には一般の列車も走っているため、妖怪イラスト列車に乗りたい方は、旅行前にJR西日本・米子支社営業課(TEL 0859-32-8056)まで問い合わせて、運行時間を確認しておこう。ただ、どのデザインが施された列車がホームに滑り込んでくるかは、わからない。それもまたミステリアスな妖怪イラスト列車ならではの醍醐味だ。
■境港市観光協会のホームページはこちら
境港の他にもうひとつ、「山陰“ゲゲゲ”紀行」として紹介したい地がある。それは島根県の松江市だ。

明治23年、文豪として知られる小泉八雲ことラフカディオ・ハーンは、汽船にて松江に到着。島根県尋常中学校と師範学校の英語教師に赴任した。松江での暮らしは、わずか1年3ヶ月ほどだったにも関わらず、当時木造だった松江大橋を渡る下駄の「カラコロ」という音に日本の風情を感じ取り、松江をこよなく愛していたという。地元の人々からも“ハーン”から派生した“へるん”先生と呼ばれて親しまれていた。

松江に居を構えた八雲は、出雲大社や一畑薬師、佐太神社など、足繁く参拝に出かけ、山陰地方特有の霊的な世界に惹かれていった。松江出身の妻セツから怪談を聞き、お寺の住職が話す怪異譚に興味を抱き、“妖怪博士”とも呼ばれた哲学者、井上円了とも交友を深める日々。その興味が後に、「耳なし芳一」「雪女」「むじな」などの作品を集めた『怪談』の執筆に繋がった。

現在、八雲が住んでいた屋敷は「小泉八雲旧居」として国の史跡に指定され、観光スポットとなっている。著作の多くをこの家で書いたといわれており、彼が好んで眺めていた庭もそのまま残っている。ちなみに、この庭は彼の著書『知られぬ日本の面影』にも登場するので、訪れる機会があれば事前に読んでおくことをおすすめしたい。また、旧居の隣りには「小泉八雲記念館」があり、彼の足跡を辿ることができる。

さらに、八雲を惹きつけた月照寺にも、ぜひ足を運んでみてほしい。ここには大きな石碑を背負った亀の石像がある。伝説を紐解くと、かつて亀の石像は夜になると動き出し、城下へ出て暴れていたのだとか。その亀を封じ込めるべく、背中に石碑を乗せたという。実際、八雲の随筆にも、この石像は登場している。

他にも、彼が書いた怪談「飴を買う女」に登場する大雄寺や、『怪談』に登場する「小豆とぎ橋」を有した普門院など、作品づくりのインスピレーションを得たスポットが点在している。

水木しげる氏の世界が広がる境港と、小泉八雲が多大な影響を受けた松江。ぜひ山陰の“ゲゲゲ”な旅を、楽しんでみてはいかがだろうか。
■松江観光協会のホームページはこちら
【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2010年9月号の内容に対応
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西武鉄道
2010/08/01~10/29
池袋線・新宿線 
野球開催日ダイヤと不定期列車運転に対応
横浜新都市交通
2010/08/28 金沢まつり花火大会に伴う特別ダイヤに対応
ひたちなか海浜鉄道
2010/09/01 ダイヤ改正に対応
東武鉄道
2010/09/04~09/26の土曜休日
日光線臨時有料特急
JR直通臨時特急運転とそれに伴う一部ダイヤ変更に対応
大阪市交通局
2010/09/06 
千日前線 ダイヤ改正に対応
西武鉄道
2010/09/13~10/29
西武秩父線 不定期列車運転に対応
次回2010年10月号は、2010年9月29日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2010年9月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2010年8月25日(水)
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