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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2011年08月号







空っ風にカカア天下、赤城の山に草津の湯…群馬県一帯は、かつて上野国(こうずけのくに)と呼ばれ、“上州”という呼び名も今に残っている。豊かな自然と歴史が織りなす上州路は、首都圏からのアクセスも比較的良く、夏になると避暑を求めて多くの観光客が例年訪れている。あまり避暑のイメージがない草津でも、7~8月の平均気温は17.5℃と首都圏に比べずいぶんと涼しい。

さらに今年の夏は、JRグループ6社と地域が一体となって取り組む「群馬デスティネーションキャンペーン」を開催。9月30日(金)までの期間中、各地で趣向を凝らした催しが行われるほか、イベント列車の運行も目白押しだ。

イベント列車の目玉は、なんといっても蒸気機関車。期間中は多彩なSLが上州路を走る予定だ。

そのうちのひとつが「C61 20」。38年前に役目を終え、長らく群馬県伊勢崎市の華蔵寺公園に保存展示されていた同車両が見事に復活を遂げ、キャンペーンに合わせて運行が始まっている。つい先日、NHK総合テレビで放映されたドキュメンタリー「復活~山田洋次・SLを撮る」は、この「C61 20」が復活する様子を描いたもの。ご覧になった方も多いことだろう。
この「C61 20」と、“デゴイチ”こと「D51 498」が牽引する列車が「快速 SLみなかみ」として上越線(高崎駅~水上駅間)を走る。客車はレトロ感漂う12系客車だ。ご年配の方にとっては、幾多の思い出が甦るような懐かしい旅路になることだろう。車内では、子ども達を対象にした車掌体験や、記念乗車証とSLのペーパークラフトが乗客全員にプレゼントされる。また、途中の渋川駅では運転台付近に駅長用の帽子や、プレートを用意。停車中に記念撮影をすることが可能だ(日によって実施しない場合もある)。

「C61 20」や「D51 498」が旧型客車を牽引する「SL・DL(EL)レトロ碓氷」の運行もある。こちらは高崎駅~横川駅間を結ぶ列車だ。下りはSL(蒸気機関車)、上りはDL(ディーゼル機関車)やEL(電気機関車)が旧型客車を牽引する。
また、キャンペーンのフィナーレを飾るべく、9月23日(金)から25日(日)にかけて秩父鉄道の「C58」が合流。2両の機関車が連結して走る「重連」が実現する。

23日(金)は「D51」と「C61」、24日(土)は「D51」と「C58」、25日(日)は「C61」と「C58」の重連運転予定だ。

比較的珍しいSLの重連をぜひご覧いただきたい。
SLの他にも、多彩なイベント列車が登場。おすすめは、高崎駅と万座・鹿沢口駅を結ぶ快速列車「リゾートやまどり」。今回のキャンペーンに合わせて誕生したリゾートトレインだ。ゆったりとしたシートに展望室やキッズルームなど、車内インテリアも充実。途中停車駅には、中之条駅や川原湯温泉駅、長野原草津口駅など、群馬が誇る名湯の玄関口となる駅が多いため、温泉旅行にはぜひとも活用したい列車だ。なお、新宿や池袋から吾妻線沿線の名湯にダイレクトにアクセスできる「リゾート草津」も運行している。

SLをはじめとしたイベント列車の運転日については、JR東日本 高崎支社のホームページに掲載されている。夏の上州を駆け抜ける鉄道の旅、ぜひ計画してみてはいかがだろう。

■ジョイフルトレイン・イベント列車の運転について(JR東日本 高崎支社) http://jres.jp/news/201105000342.html
水上温泉郷の中心を流れる利根川、その下流に位置する諏訪峡は遊歩道が整備され、数々の奇岩や与謝野晶子の歌碑など、見どころが豊富。避暑を楽しみながらの散策も楽しいが、アクティブなスポーツにトライしてみるのも一興。

激流をボートで下るラフティングや、滝を滑り降りて渓谷を下るキャニオリングなど、多彩なアクティビティが楽しめる。中でも珍しいのが、みなかみ諏訪峡大橋から40m下を流れる利根川へダイブするバンジージャンプ!大自然の中で勇気を振り絞ってトライすれば、一生の思い出になること請け合いだ。

■みなかみ町観光協会(水上温泉郷エリア)
http://www.enjoy-minakami.jp/area/minakami/enjoy/

JR吾妻線の長野原草津口駅からバスで約30分、さらに徒歩10分のところにある尻焼(しりやき)温泉は、川にそのまま湯が沸いている巨大な野ざらし温泉。川底の石に腰かけたところ、焼けるように尻が熱かったことからその名がついたという。

掘っ建て小屋にある内湯は年中入れないこともないが、川に関しては冬はもちろん、春も雪解け水によって水温が低いため、入浴できないこともある。よって尻焼温泉の醍醐味が味わえるのは夏と秋。裸で入ってもよいが、混浴のため女性は水着で入る人が多い(内湯は水着不可)。忘れられない思い出になる温泉だが、“秘湯”ゆえか脱衣所がない。それでも行ってみたいという方は是非!

■尻焼温泉
http://www.kunimura-kankou.com/2010/03/post_247.html

ラベンダーといえば北海道が有名だが、関東近郊で楽しみたいのなら同パークがお勧め。7月から8月にかけて、標高約1300mの高原に、関東最大級の約5万株のラベンダーが咲き誇る。今年は梅雨明けが早かったため、現在がまさに見頃だ。

鮮やかな紫色のじゅうたんに見とれつつ、涼しげな高原の中を散策して芳香浴も楽しみたいところ。同パーク内のリフトに乗り、大展望台から眺める景色は圧巻の一言だ。8月21日(日)までの期間は、JR上越新幹線上毛高原駅とJR上越線沼田駅から直行バスが運行している。

■たんばらラベンダーパーク
http://www.tambara.co.jp/lavenderpark/

群馬県の桐生駅と栃木県の間藤駅を結ぶ同鉄道は、渡良瀬川の渓谷美や緑深い山々など、車窓の景色が見どころ。定期的に運行しているトロッコ列車に乗れば、さらに自然が迫ってくる。

今年の夏は、夜に走る「ナイトトロッコ列車」も運行予定だ。列車の天井に装着された12000球のイルミネーションが輝き、まさに「銀河鉄道の夜」のような雰囲気が漂うことだろう。ちなみにトロッコ列車の乗車には事前予約が必要。運転日の1ヶ月前からJR東日本みどりの窓口・びゅうプラザなどで整理券を発売しているので、事前に入手しておこう。ナイトトロッコ列車は電話(0277-73-2110/わたらせ渓谷鐵道 営業企画課)での申込みが必要だ。

■わたらせ渓谷鐵道
http://www.watetsu.com/

沼田駅からバスで50分のところにある吹割(ふきわれ)の滝は、国の天然記念物に指定されている。高さ7m、幅30mという数字だけ見ると大したことはないが、岩肌の柔らかい部分が削られて岩から吹き割れたように水が落ちる姿には、自然の神秘を感じるほど。三方から流れ落ちる姿から、“東洋のナイアガラ”の異名も持っている。

滝の周囲には1周約1時間という適度な遊歩道が整備されており、さまざまな角度から滝を眺められる楽しさもある。避暑散策にはもってこいだ。近くにある鱒飛の滝にもぜひ注目してもらいたい。

■吹割の滝
http://www.city.numata.gunma.jp/tone/sightseeing/s_page01.htm

【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2011年8月号の内容に対応
私鉄および公営は、2011年7月23日現在の時刻表に対応

 
京成電鉄
2011/06/27~2011/09/22 
節電に伴う特別ダイヤに対応
新京成電鉄
2011/06/27~2011/09/22 
節電に伴う特別ダイヤに対応
北総鉄道
2011/06/27~2011/09/22 
節電に伴う特別ダイヤに対応
山万
2011/07/08 
ダイヤ改正に対応
次回2011年9月号は、2011年8月24日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2011年8月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2011年7月27日(水)
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