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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2013年4月号








3月16日、東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転がスタートした。これにより、すでに東横線に乗り入れている横浜高速鉄道みなとみらい線をはじめ、副都心線と相互直通運転を行っている西武池袋線、東武東上線を合わせて、5社5路線の相互直通運転が始まったことになる。神奈川から渋谷、新宿、池袋などを経由して埼玉西部まで、電車によっては乗り換えなしでダイレクトにアクセスできるようになったのだ。

実際に東横線渋谷駅で横浜方面からの電車を待っていると、「川越市行(東武東上線)」「新宿三丁目行(副都心線)」「清瀬行(西武池袋線)」「飯能行(西武池袋線)」と行先表示された電車が次々とホームに入ってきて、なんとも不思議な気分だ。

そのホームは、地上から地下5階に移った。前日15日には、ホームとの別れを惜しみ、写真を撮る人々で終日賑わいをみせた。終電後は、大量の人員が導入されて翌日始発までの4時間、地下線路へのつなぎかえや案内板の張り替え作業が行われ、見事に1日たりとも電車を止めることなく工事が完了した。

ではここで、今回の相互直通運転で具体的に何が変わったのか、整理してみよう。

まずは先程も述べたとおり、神奈川や埼玉など各地から都内へのアクセスが向上したこと。渋谷や原宿、新宿、池袋などに乗り換えなしで出かけられるメリットが生まれた。なお、横浜から池袋までは、特急で38分。一部列車を除き、特急・通勤特急・急行は10両編成となり、座席数が25%アップした。なお、最長運転区間は元町・中華街駅から森林公園駅までとなっている。

さらに、一部では所要時間も短縮している。朝のラッシュピーク時は、上り横浜~渋谷間の所要時分が約2分短縮。先の10両編成化と相まって、通勤や通学も便利になるわけだ。

また、今回の相互直通運転によって、新たなアクセスルートが生まれるケースも多々ある。たとえば、横浜から四谷三丁目に向かう際、いくつかルートが存在していたが、横浜から新宿三丁目に乗り入れ、そこから丸ノ内線に乗り換える便利なルートも生まれた。通い慣れたルートであっても、いま一度「駅すぱあと」を駆使してルートを探索してみよう。意外と便利なルートが新たに見つかるかもしれない。

東横線渋谷駅の地下化に伴い、渋谷駅に乗り入れる各線から東横線ホームまでのルート(通路)も変わった。さらに駅周辺も様変わりをみせている。駅に隣接していた東急百貨店東横店・東館の営業は2013年3月末までとなり、西館と南館の売り場を改装した「新・東横店」が4月4日(木)にオープンする。昭和26年に日本初の名店街としてオープンした「東横のれん街」は、渋谷マークシティの地下1階に移設され、こちらも4月にリニューアルオープンとなる。

なお、東横線渋谷駅の跡地は、期間限定のイベントスペース「SHIBUYA ekiato」として利用される予定。3月28日(木)から4月7日(日)までの期間は、ユニクロのTシャツ専門店「UT POP-UP!TYO」がオープンする。まだまだ東横線の旧ホームを見る機会はありそうだ。

今回の相互直通運転によってアクセスしやすくなった西武池袋線や東武東上線、東急東横線、横浜高速鉄道みなとみらい線。それら沿線には、春の散策にぴったりの名所が目白押しだ。おすすめのスポットを紹介してみよう。
埼玉西部に位置する飯能は、ハイキングのメッカ。入間川沿いに広がる飯能河原や、新緑の山々を川が蛇行する吾妻峡へのアクセスが便利だ。

標高195mの天覧山は、これから桜が見頃を迎える。鏡岩や獅子岩などの奇勝もふんだんにあるので、飽きのこない軽めの登山が楽しめることだろう。

さらに飯能駅から西武秩父線に乗り、鎌北湖や顔振峠、伊豆ヶ岳、さらには5月になると芝桜が見事な羊山公園を訪れてもよさそうだ。通称"竹寺"と呼ばれる医王山薬寿院八王寺や、巨大なわらじや下駄が目を引く子の権現・天龍寺(ねのごんげん・てんりゅうじ)など、歴史ファンが楽しめる名所も多い。

■飯能を歩こう。(飯能市観光協会)
http://hanno-tourism.com
飯能駅の隣、元加治(もとかじ)駅。この駅も入間川にアクセスしやすく、川釣りを楽しむ人が多く下車する。今回紹介したいのは、元加治駅から徒歩20分のところにある「あけぼの子どもの森公園」だ。

同公園の特長は、フィンランドの作家、トーベ・ヤンソンの「ムーミン童話」の世界が随所に広がっていること。曲がりくねった壁がおもしろいムーミン屋敷には、実際に入ることができ、室内には暖炉や螺旋階段があったりと、ムーミン童話の世界を忠実に再現している。さらに、夏は子ども達の歓声がこだまする水浴び小屋や、随時イベントを開催している子ども劇場、トーベ・ヤンソンの資料館「森の家」もあり、大人から子どもまで楽しめるスポットといえるだろう。

■あけぼの子どもの森公園(飯能市)
http://www.city.hanno.saitama.jp/0000002658.html
駅名の由来になった国営武蔵丘陵森林公園は、園内にバスが走る巨大な公園。フィールドアスレチックや小さな子ども達のためのキッズドームをはじめ、跳ねて遊べる日本一大きなトランポリン、植物園、サイクリングコース、マラソンコース、ディスクゴルフにドッグランなど、家族が一日中遊べる施設が充実している。

園内には約1000本の桜があり、例年3月下旬から4月初旬にかけて、約500本のソメイヨシノをはじめ、ユキヤナギや菜の花などが一斉に開花する。さらに例年4月中旬から、約5,000平方メートルの花畑にアイスランドポピーが咲き誇り、例年5月下旬からは約6万本のルピナスが開花する。春の公園には、終始華やかな彩りが添えられる。

■国営武蔵丘陵森林公園
http://www.shinrin-koen.go.jp/
江戸の風情が漂うことから"小江戸"と称される川越も、今回の相互直通運転によってアクセスが向上した。蔵造りの町並みに、ふと現れる時計台「時の鐘」。

時の鐘は100年以上経ったいまもなお、市民に時を告げている。駄菓子店が軒を連ねる菓子屋横丁もぜひ覗いてみよう。また、川越城の本丸御殿や、徳川家とゆかりの深い喜多院など、歴史を感じさせる名所も点在。

3月30日(土)から5月6日(月・祝)にかけては、小江戸川越春まつりが開催される。4月6日(土)には、街を流れる新河岸川で舟遊も行われる。川岸に連なる桜並木も格別だ。夜は桜がライトアップされ、"小江戸"の夜が彩られる。

■時 薫るまち 川越(社団法人 小江戸川越観光協会)
http://www.koedo.or.jp/
世田谷区から目黒区、品川区を経て東京湾に注ぐ延長8kmの目黒川は、都内屈指の花見スポット。池尻大橋駅から程近い大橋から目黒駅のあたりまで、約800本の見事な桜並木が続いている。アクセスには、東急東横線の中目黒駅が便利。

中目黒から大橋まで、川をさかのぼるようにして散策してみよう。山手通りから程近いものの、川沿いまで騒音は届いてこない。桜の開花時期は、川に沿って提灯が連なり、甘酒などの屋台も少し登場して賑々しい雰囲気となる。周辺に点在しているおしゃれな雑貨店やカフェに立ち寄りながらの散策もおすすめだ。

■目黒の桜(目黒区)
http://www.city.meguro.tokyo.jp/gyosei/shokai_rekishi/event/sakura_haru/
東急東横線と直通運転している横浜高速鉄道みなとみらい線。元町・中華街駅は、横浜中華街や元町商店街をはじめ、山下公園や港の見える丘公園、横浜外国人墓地など、横浜を代表する名所へのアクセスに便利だ。

春の横浜は、花にまつわるイベントも満載。3月30日(土)から4月7日(日)にかけて、みなとみらい21地区さくら通りやランドマークプラザを舞台に「みなとみらい21さくらフェスタ2013」が開催される。期間中は掃部山公園の桜がライトアップされ、週末には音楽ステージや大道芸なども登場。また、4月20日(土)から4月22日(月)まで、横浜公園にて「チューリップまつり」を開催。色とりどりのチューリップが咲き誇る中、様々なイベントが行われる予定だ。

■横浜観光情報(公益財団法人 横浜観光コンベンション・ビューロー)
http://www.welcome.city.yokohama.jp/ja/

【 鉄道 】
JRは、JR時刻表2013年4月号の内容に対応
私鉄および公営は、2013年4月1日現在の時刻表に対応

首都圏新都市鉄道 2013/3/22~2013/4/26
つくばエクスプレス 臨時ダイヤに対応
神戸新交通 2013/3/29 ダイヤ改正に対応
西武鉄道 2013/3/29~2013/3/31
池袋線、狭山線、新宿線、多摩湖線 臨時ダイヤに対応
山陽電気鉄道 2013/3/30~2013/4/14 臨時ダイヤに対応
阪急電鉄 2013/3/30~2013/5/6
京都線、嵐山線、神戸線、宝塚線 臨時ダイヤに対応
IGRいわて銀河鉄道 2013/4/1 運賃改定に対応
一畑電車 2013/4/1 ダイヤ改正に対応
三陸鉄道 2013/4/3 一部区間の運転再開に対応
※4日の標準ダイヤからの対応になります。

次回2013年5月号は、2013年4月24日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2013年4月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2013年3月27日(水)
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