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駅すぱあとアンテナ(メールマガジン)

2013年7月号


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社殿を造り替える20年に一度の大祭「式年遷宮」の年にあたる伊勢神宮。夏の風物詩は、今年で61回目となる伊勢神宮奉納全国花火大会だ。

この花火大会は、秋田県大仙市の「全国花火競技大会(大曲の花火)」、茨城県土浦市の「土浦全国花火競技大会」と並び、日本三大競技花火大会に数えられている。会場となるのは宮川河畔(度会橋上流)で、今年は7月13日(土)に開催される。花火大会シーズンといえば「海の日」以降のイメージだが、伊勢の大会は少々早め。それは、この大会で打ち上げる花火が競技であると同時に、伊勢神宮への"奉納"であり、花火師たちの1年の安全祈願の場でもあるからだ。

競技は2つの部門で行われる。まずは45組による「打上花火の部」だ。各花火師が打ち上げるのは、わずか4発のみ。直径約15センチの5号玉を3発、直径約30センチの10号玉を1発打ち上げる。ここでは、審査員になった気分で鑑賞するのがおすすめだ。

一般的に言われる"良い花火"の見分け方は、まず花火の玉が上空で最も高く打ちあがったところから、落ち始める瞬間までに開花するか否かをチェックする。ピタリとはまった場合、その花火は「座りがいい」と表現される。そして、花火の円が歪まずに真ん丸になることも重要。これは「盆がキレイ」という表現となる。もうひとつのチェックポイントは、花火の消え際。それぞれの星(火)が同じタイミングで燃え尽きると「消え口(くち)がいい」となる。これら見分け方を踏まえておくと、花火鑑賞がいっそう楽しめることだろう。

もうひとつの部門は、「スターマインの部」。大小様々な花火がリズミカルに打ち上げられることになる。ここはひたすら、その美しさに圧倒されながら眺めてほしい。「さすが競技大会!」と感じられる独創的な花火も次々と打ち上げられる。

大会の中盤では、前回大会の優勝者が式年遷宮奉祝スターマインを打ち上げる。そしてクライマックスは、迫力満点のワイドスターマインが登場。歌手の藤井フミヤさん作詞作曲の「鎮守の里」に合わせ、大会を締めくくる怒涛の花火が次々と打ち上げられる。

なお、大会当日は会場周辺が駐車禁止となり、道路も大幅に混雑することが予想されるため、近畿日本鉄道の名伊乙特急や阪伊乙特急、JR快速「みえ」をはじめとした鉄道の利用がおすすめだ。泊りがけで出かけるなら、夏休み期間中はナイター営業を実施し、ナイトパレードも行われる「志摩スペイン村」や、鳥羽湾などのクルージングも併せて楽しもう。

■伊勢神宮奉納全国花火大会
http://www.city.ise.mie.jp/hanabi/

東海道五十三次の真ん中、東西どちらから数えても27番目の宿場にあたる袋井宿があった静岡県の袋井市。この地の夏の主役も花火だ。「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火2013」が、8月10日(土)に開催される。

この花火大会は、花火師たちによる競技であると共に、打ち上げ総数が約2万5千発と全国でも屈指の規模を誇る。地元の方はもちろん、遠方から足を運ぶ方も多く、会場となる原野谷川(はらのやがわ)親水公園は例年大賑わいをみせる。

ゆったりと花火鑑賞を楽しみたい場合は、6月22日(土)より販売が始まった有料観覧席を利用するのもひとつの手だ。

競技は、全国から選抜された花火師たちが、8号玉を2発(種類別課題玉1発・種類別自由玉1発)を打ち上げた後、会場に流れる音楽に合わせながらスターマイン1基を2分以内で打ち上げる「8号玉2発とスターマインの部」と、オリジナリティを競う「創作逸品花火の部」がある。
いずれの花火にもテーマが掲げられており、そのテーマを体現しているかどうかも審査対象となる。 競技以外のプログラムも充実している。花火の打ち上げをコンピューターで制御し、会場に流れる音楽のリズムと合わせながら花火が次々と上がる「日本一名曲メロディスターマイン」や、静岡県を代表する煙火業者による「大玉100連発豪華対打」、全長200メートルを超えるナイアガラが富士山のかたちを作る「空中ナイアガラ 大富士瀑布」など、飽きのこない構成で来場者を楽しませてくれる。

クライマックスは、「日本一ジャンボワイドスターマイン」。横300メートルに渡って花火がセットされ、音楽に合わせて壮大に打ち上げられる姿は圧巻の一言。百花繚乱のステージを鑑賞しているような気分に浸ることができる。

花火が持つ伝統と革新。その2つが見事なまでに表現された、優れた花火大会といえるだろう。

■全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火2013
http://www.fukuroi-hanabi.jp/

夏の終わりを締めくくる時期に開催される、2つの花火"競技"大会をご紹介しよう。

まずは、秋田県大仙市で8月24日(土)に開催される「全国花火競技大会(大曲の花火)」だ。明治43年から始まった大曲の花火、その優秀作品には内閣総理大臣賞をはじめとした賞も授与され、花火師たちのステータスを左右する重要な大会に位置付けられている。おそらく、競技大会の中では最も有名といえるだろう。

おもしろいのは、日が落ちる前から「昼花火の部」を開催している点だ。昔から、昼に上がる花火を好むのが"通"とされていたようで、光の代わりに緑や黄、紅などの色煙を使い、牡丹や菊などを表現する。夜の花火と同様に、色彩と形で善し悪しが決まるというわけだ。

夜になると、均整のとれた美しさを競い合う「10号玉の部」と、「創造花火の部」が催される。創造花火とは、「花火は円形」という概念を打ち破った、独創性が重視される花火のこと。今となっては様々な花火大会でみることができるが、昭和39年の大曲の花火で披露されたのが最初とのこと。以来、花火の製造技術も進化を辿り、年々新しい創造花火が大曲の夜を彩っている。

■全国花火競技大会(大曲の花火)
http://www.oomagari-hanabi.com/

もうひとつの大会は、9月7日(土)に長野県の諏訪湖を舞台に開催される「第31回全国新作花火競技大会」だ。 四方を山に囲まれた諏訪湖は、花火の音が反響するため、打ち上げ会場としては絶好のロケーションを誇る。お盆の8月15日(木)にも「第65回諏訪湖祭湖上花火大会」が開催されるが、9月7日(土)の大会は、いわば若者たちの甲子園。若手の花火師たちがテーマを決めて新作を披露し、競い合うことになる。テーマに沿った曲とのコンビネーションも見どころのひとつだ。優勝者には、経済産業大臣賞が授与される。この賞は、大曲と土浦、そして同大会のみで授与される貴重な賞だ。

宿の手配や有料観覧席の確保など、いまの時期から計画を立てておくと、より充実した花火見物旅行になることだろう。

■第31回全国新作花火競技大会
http://www.suwako-hanabi.com/shinsaku/


次回2013年8月号は、2013年7月31日(水)配信予定です。お楽しみに!
「駅すぱあとアンテナ」2013年7月号
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発行  株式会社ヴァル研究所 http://www.val.co.jp/
発行日 2013年6月26日(水)
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